【公式】第50回日本高次脳機能学会学術総会

会長挨拶

会長 中川賀嗣(北海道医療大学 リハビリテーション科学部)

第50回日本高次脳機能学会学術総会

会長 中川賀嗣(なかがわ よしつぐ)

北海道医療大学 リハビリテーション科学部

皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。第50回日本高次脳機能学会学術総会の会長を拝命いたしました北海道医療大学の中川賀嗣と申します。総会は2026年11月5、6日に札幌にて開催いたします。 テーマは「大脳症候学 あなたにとって、わたしにとって」です。大脳症候学は、大脳の機能障害によって生じる様々な症状と、脳の病巣部位の相関関係を明らかにする、あるいはヒトの脳の仕組みを知ろうとする一学問分野です。大脳症候学の活用のされ方は多様で、そのため同じ大脳症候学に携わる臨床家といっても、その専門性(活用の仕方)は大きく異なります。そのため‘あなたにとって’の大脳症候学と、‘わたしにとって’の大脳症候学は大きく違っているかも知れません。

でも違ってもよいように思います。違っているから面白いのかもしれません。あなたにとっての症候学を極めてゆくことに加え、この機会に、他の症候学を識ることで、あなたの症候学に新しい視点がみえてくるかもしれません。あなたにとっての症候学、私にとっての症候学…それぞれの世界を尊重し合い、大切にし合え、そして堪能する、そうした場になればと願っております。 開催は11月初めですが、その頃の札幌は、例年銀杏の黄色に彩られ、素敵な景色を楽しむことができます。そんな札幌で、学びと共に秋の味覚、観光地など、大いに楽しんでいただければ幸いです。札幌の地で、快適なひと時をお過ごしいただけますよう、準備を整えてお待ちいたします。どうかよろしくお願い申し上げます。